2012/02/02

沖縄の午後イチは、13:10。

沖縄のヒトは「時間にルーズ」、ということは、かなり定説化している。
「沖縄時間」と書いて、ウチナータイムという呼び方があることも、県外の方々もご承知とのことと思います。

南国特有のゆったりとした時間感覚に加え、鉄道のような時間に正確な公共機関が長らくなかったことから、沖縄時間(ウチナータイム)という風習ができあがったので、ここはあえて、沖縄のヒトは「時間におおらか」としておきたい。

沖縄本島で仕事をしていると、訪問やミーティングのほとんどは自動車での移動となる。そして、渋滞があったり、駐車場探しをしているうちに約束の時間を大幅に過ぎてしまうこともあれば、逆に30分以上も早く着いてしまったりすることは日常茶飯事です。

「時間厳守はビジネスの基本」と徹底的に教育されてきた私の場合は、ほとんどが早く着きすぎるパターンとなってしまうのですが、時間をつぶすのももったいないので、最近は遠慮なくアポを早めていただいています。(これも、時間にルーズの亜種かもしれません)

さて、そんな状況であっても、比較的正確に訪問できる時間が、午後イチ(13:00)です。
アポに遅れそうならランチを後回しにすればOKですし、早く着いても先方は食事中・休憩中と思われるので、最寄りの食堂で時間を調整することが可能です。

しかし、2年8カ月の沖縄ビジネスの経験から学んだことがあります。それは、13:00丁度に決して訪問してはいけないということです。
なぜだと思いますか?
答えは、昼寝をされている方が多いのです!

とくに年配の方で、沖縄でずっと暮らしている方はそう。
東京でも残業や前夜の呑み会疲れで昼休みに、机に頭をのせて仮眠をとる姿はあります。
が、沖縄ではもっと本格的に寝ます。
アイマスクは常識。部長クラスともなれば、デスクの後ろに昼寝用の簡易ベットがさりげなく置かれています。
私が東京で勤めた職場でも、簡易ベットや布団がありましたが、これはあくまでも深夜残業用だったのですが、沖縄では昼寝用です(^ ^;

← 撮影用のポーズではなく、実写(生昼寝)です。

ですので、昼寝をされている方々は、13:00のチャイムとともに起き、洗面所で顔を洗い、13:10に午後の戦闘態勢が整うという次第なのです。

このことを知らないで、うっかり13:00に訪問してしまうと、商談相手の寝姿や寝起きの顔を目撃してしまい、双方ともなんとなくサゲサゲになってしまうので注意が必要です。


「昼寝はいいけれど、じゃぁ、目覚ましを12:50 にセットすればいいのに・・・。」
と考えるのは、まだ私に野暮な東京感覚が残っているのかもしれません。


PS
若い女性も昼寝します。男性より控えめな寝方ですが、沖縄に来た当初はその姿を見て、体調が悪いのだと思っていました・・・。


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